ハーブの祭典～香奏で～

皆の覚書を参照しながらペンを走らせている最中だ。
時間一杯まで合わせられそうな行動を盛り込んでいきたい。

行動：【3】
親愛なる【風奏廃園】の仲間達と共に。
日ごろは余り意識して香りを楽しむ事など無いからね。
この貴重な宴を皆と存分に満喫したい。

私はカノープスと同じカモミールティーを所望する。
ハーブには詳しくないが、この葉は過日に彼女と楽しんだ思い出の味だから。
初夏の陽気も川辺の涼風とハーブの香気が和らげてくれるな。

「偶にはこうして廃園の外で集うのも悪くないね」
場所を違えれば、それだけ仲間達の新たな一面を発見出来るというもの。
ティーカップ片手に会話を弾ませる皆の表情は常にも増して朗らかだ。
まだ見ぬ未来の約束を交わしたら、歓談の続きに花を咲かせよう。